「オレのことじゃないだろうな・・・」出張先の支社の机でシコシコとプログラムを書いていると、お偉いさん方が雁首揃えて会社の生き残りをかけた（とウタっているだけの人員整理の）打ち合わせを、隣のシマで始めたのだった。実働部隊が仕事をしている目と…

またもや中途採用で、新人Ｔさんがやってきた。Ｔさんは７年ほど僕より年上で、僕が関西に来る前からの知り合いなのだが、勤務先変更などで前の会社とモメていた時、ウチのＭ部長が即戦力として引き抜いてきたのだそうだ。同じ中途採用でも、Iさんとはまるで…

久しぶりに仕事で凡ミスをした。部長が客先でかなり怒られたらしい。下手に負荷に余裕があるため、ミスについてウジウジ考える時間がたっぷりとあり、落ち込んでいる今日この頃。そんな中、課長が来訪することがあり世間話ついでに話を聞いてもらったのだっ…

仕事に必要なものの購入先である会社の社長さんから、鹿児島県産の完熟マンゴーが届いた。品名には『１Ｋ ２個入り』とかかれていた。その手の相場には詳しくないので良く分からないが、かなり高いものだと思う。こういった仕事関係での贈呈物は初めてで、正…

『なんや、嫌がってるみたいやな〜（笑）』今月末からしばらく一人になることをついついＩさんに口を滑らせてしまうと、『今度遊びに行くわ』と満面の笑みでいわれてしまったのだった。本心が表情に出てしまったらしい。

転勤前によく出張先でお世話になった同期のＯ君が退職したという連絡を受けて、彼にメールを出した。ここ数年連絡をとっていなかったにも関わらず、一時間もしないうちに返信されたメールには、仕事の休憩時間に２人で競馬予想をした話や、僕が馬券を当てて…

入社して十年近く、ほぼ技術オンリーの職場で働いてきたせいか、会社の損益に直接関わる業務でのミスで叱責されると、精神的にかなり堪える。この数ヶ月、電気信号だけが相手という仕事が如何に楽しいものだったのかを実感することが多い。新人の頃、トラブ…

不安な点が無いという最大の不安を抱えて迎えた今回の出張。結果的には本当に何のトラブルも無く、予想以上のはやさで実家に向かうことが出来た。実家に戻り酒を飲んでいる間にも『まだ何かあるんじゃないか』と思ってしまうあたり、心配性にも程があると自…

いよいよ本日出張。 スムーズに進捗させて是非とも早めに実家に向かいたいところだ。

新幹線を使った久しぶりの出張を控えて、着々と準備を進めてきた。普段であれば不安な点が一つや二つはあり、予想される範囲内で不測の事態のシミュレーションでも考えるところなのだが、今回は比較的簡単な仕事ということもあり、これといって不安な点が見…

休憩に誘ったＩさんは激怒していた。偶然自分の上司（当然僕の上司にもあたる）の陰口を聞いたのだそうだ。『普通あんなこというかぁ？』 『そのうち足許すくわれんで』 『ホンマアイツら、ろくでもないないなぁ』気持ちは分からないでもないが、決して同類…

他部署より状況報告のメールが来ていた。通り一遍ではあるがそれなりに纏まっているその報告の中の、『〜せざるおえない』という表現を見ると、説得力というものは誤記一つで簡単に無くなるものだと考えさせられる。

数週間後に関東の方へ出張に行くことになった。実家でゆっくりしてあわよくば軽く遊んで来ようと、その『日帰り出張』が金曜になるように仕向けた僕はきっとダメ社員なんだと思う。

ムーミンのキャラクターグッズがあたる飲料のキャンペーンについて話をしていると、ムーミンの彼女のキャラクター名の話になった。『ムーミンの彼女って、途中で突然名前変わらなかった？』 『ああ、確か最初は”ノンノン”だったよねぇ。どうなったんだっけ、…

最近携わっている仕事の一つに見積作成がある。僕もさほど慣れていないこの業務もIさんに教えなければならない。「この端数は・・・」などと気づかせて教えようとして「この、タンスウはどうすれば・・・」とお構いなしに聞き返されると、年上の後輩にはやは…

少し遅めの新人歓迎会。中途採用とはいえ、Ｉさんも一応新人なのでその対象に入ることになる。自分が主役の飲み会に、シレッと『行かなきゃいけないの？』と言ってしまえる人間を、僕はどうしても歓迎できない。

１ヶ月半前に２人で転勤になったＳ君とその後輩のＡ君が、出張でやってきた。転勤先での仕事振りを聞かれたＡ君は、以前まで同様、怒られてばかりだと言い、どこか元気がなさそうであった。そんなＡ君が何故、Ｓ君と同じマンションに住むことに決めたのかが…

半年ほど前からずっと問題になっている案件の打ち合わせのため、最終客先へ出張した。先方の技術者と僕がホワイトボードの前で解決方法を話し合っている中、その問題の原因を作った数人管理職は揃って居眠りをしていた。問題がここまで長引いているのは、こ…

入社後１ヶ月前後で、急にタメ口になったＩさんにいろいろと教える日々が続いている。初めてタメ口になった時もかなりの衝撃であったが、その後、もう一つ気づいたことがある。細々したことを聞くのは別にいいのだが、その聞き方が馴れ馴れしい場合に、かな…

３月後半に中途採用の社員がウチの課に配属になり、教育を始めて４週間ほど経ったのだが、今日突如としてタメ口で話をされた。敬語で話されても違和感があるが、突然のタメ口もちょっと困りものである。年上の後輩と付き合うのは意外と難しい。

期の初めということで、関東から出張でやってきたＹ課長と面談した。関西に来てからの働きが少しは認めてもらえたのか、ほんの少しであるが昇給を言い渡された。『落ちるときは早いからね』という言葉さえなければ、美味い酒が飲めたのに。

昼休み、無料の給茶機が断水状態だったので、隣の有料コーヒーを飲むことした。５０円を入れてアイスコーヒーのボタンを押した後、その自販機が、傍においてあるカップを自分でセットするタイプだということに気がついた。実際には５０円分の損であるはずだ…

突然、後輩ＮＴ君に呼び止められ、これからミスターと呼ばせてもらいますと宣言された。キミこそミスタースポックにそっくりではないかと反論しようとも思ったが、今後の人間関係もあるので何のミスターなのかだけ、尋ねてみた。毎日行っているからといって…

明日、東京からＹ課長が出張でやってくる。ジョブエンジンのＣＭを見てしまった今、ちょっと気を引き締めていかなければと考えている。いくらなんでもあれは似過ぎだ。

今日遅刻をしてしまった新人Ａ君は、直属の上司である後輩Ｓ君にきつく叱られていた。Ａ君にも反省の色も見えるし、多分今後はもう遅刻はしないと思う。ただ、５分弱の遅刻で約２時間の説教はちょっとやりすぎな気もする。

デバッグ中に起きたトラブルが回路起因だったので、製作業者に電話をかけて確認することにした。生憎担当者は席を外していたのだが、電話に出てくれた人に指摘事項のさわりだけを説明してみると、なにやら内容を把握してそうな反応だったので、詳細内容を提…

４月から東京に転勤することになった後輩Ｓ君と、その同期のＮ君が大画面テレビについて話をしていた。Ｓ「Ｎんちのテレビ、確かでかかったよなぁ？プラズマやったっけ？」 Ｎ「ああ、プラズマで４２インチだったかな。大きいけど、ドット粗いよ」 Ｓ「転勤…

「自分でプロデュースです」つい先日派遣の開始日が決まったＮ君は、誰一人動こうとしない周囲の人間に痺れを切らし、不服そうな表情を見せながら自らの壮行会の店を探し始めた。そろそろ準備しなければと思い、Ｎ君の好みの酒がおいてある店を家で調べてい…

「いえ、彼は吸わないですね」 来月から派遣が決まった後輩Ｎ君に派遣先から電話があり、休暇中の彼に代わって僕が電話をとった。受入準備中ということで彼が喫煙者かどうかを尋ねたかったらしい。「ですが酒は浴びるほど飲みます。どうかひかないでやってく…

後輩Ｎ君は、スタートレックに出てくるミスタースポックによく似ている。その上長であるＹ課長は、同じくスタートレックに出てくるピカード艦長によく似ている。「報告を聞かせてくれ」 「○○に異常が生じております。３時間あれば対応できます」 「２時間で…