看板

会社帰りに歩いていると、鉄道の高架下に、『○×△□機械工具街』と書いてあるとても大きな看板を見つけた。看板の汚れ具合と辺りの様子から察するに、歴史のあるとても古い工具街のようだ。

でもその大きな看板の真下の店は、どういうわけか、果物屋 だった。

「なんで工具街の看板の真下が果物屋なんだよ」
と、店舗の方を見たら、店の中に座っていたそこのオヤジに睨まれた。

心の中で言っただけなのに。