苦情

1年半ほど前、妻は、とあるカメラ屋主催のフォトコンテストに応募し、見事佳作に選ばれた。結果には素直に喜んでいた妻だったが、そのカメラ屋の対応に対してはかなり憤慨している様子だった。

『コンテストへの応募にあたり、注意事項に”フィルムは1年以内に返却する”との記述があったのにも関わらず、1年半たった今もまだ返却されていない。一体どうなっているのか』

上記のような内容を、責任者に直接強い口調で言いたかったようなのだが、苦情対応のスタッフらしき人に自分が言いたいことを全て先に言われてしまい、言葉を継ぐ間もなく全面謝罪されたため、自分からは何も言えず何となく悔しい思いをしたとのことだった。

妻には悪いが、相手が一枚上だったなと思う今日この頃。反面、結果的にこのような感情を残すということは、必ずしもベストな対応ではないとも思った。