自慢

先日の夜、会社から帰宅して冷蔵庫を開けると、やたらと細長い薩摩芋が置いてあった。幼稚園の行事で薩摩芋を掘ってきたという娘は、それを指さしながら誇らしげに自慢していたのだった。

『これもなー、○○(娘の名前)がほってきたんやで〜』

翌日の食卓に並んだ豚汁の中にある芋は、妻の実家から送られてきた里芋であったが、こう言いながら美味しそうに里芋を頬張る娘の顔を見て、とりあえず娘が掘ってきたものとすることにした。

真実を伝えた方が良かったのかどうかは定かではないが、薩摩芋と里芋の区別がはやくできるようになるといいなと、ぼんやりと思う今日この頃。